エアコン工事で必要な工具①

必要な工具紹介

エアコン工事で必要な工具①

― エアコン工事で最低限揃えるべき基本工具編① ―

基本的な工具については、
**「最初に揃えたい工具①②」**で紹介しました。

この記事では、
そこにプラスしてエアコン工事に特化した工具を紹介します。

最初は
標準工事をメインに対応できる工具構成になっていますので、
これからエアコン工事を始める方は、
ぜひ参考にしてみてください。


パイプカッター

冷媒配管を切断するための工具です。

最初からフレア加工済みの配管セットを使うのもアリですが、
どんな現場にも対応できるように、20m巻きの冷媒管からフレアを作れる準備をしておくのがおすすめです。

私のおすすめは、

  • 普段使い用の標準サイズ
  • 狭い場所用のミニパイプカッター

この2種類持ち

室外機裏や壁際など、
「ここで切れたら助かるのに…」という場面は意外と多いです。


リーマー(バリ取り)

パイプカッターで切断した後、
必ず使うのが**リーマー(バリ取り)**です。

銅管の内側にバリが残ったままだと、

  • フレア面に傷が入る
  • ガス漏れの原因になる

と、後々のトラブルにつながります。

スピード重視で
バリを取らない人もいますが、
私は必ずバリを取り、
フレア面の状態を確認してから接続します。

後でトラブルになると、
時間もお金も余計にかかるので、
ここは手を抜かない方が結果的に楽です。

地味ですが、
手を抜くと必ず後で出る工程です。


フレアツール

エアコン工事の**要(かなめ)**とも言える工具。

有名メーカーの物であれば、
正直、好みで選んで問題ないと思います。

ただし、
Amazonなどで売られている
異常に安いフレアツールは要注意。

仕上がりの安定性を考えると、
ここはケチらない方がいい工具だと感じています。

フレア不良=ガス漏れ=再訪問
になります。


真空ポンプ

冷媒配管内の
空気や水分を抜くための工具です。

昔の職人さんの話を聞くと、
「シュッとガスを出して空気を抜いてた」
なんて話も聞きますが、
今は真空引きは必須作業です。

正直、それでも問題が出ない事もあるかもしれません。
ですが最近は、
お客様自身がネットで調べている時代。

後でクレームにならないためにも、
きちんとした手順で作業を終わらせるのが大切です。


真空ゲージ

(マニホールド or デジタル)

真空ポンプとセットで使うのが真空ゲージ。

  • ちゃんと真空が引けているか
  • 配管に漏れがないか

を確認するために使います。

おすすめはデジタルゲージ

アナログより高価ですが、
数値で一目確認できる安心感は段違いです。


トルクレンチ

フレアナットを
規定トルクで締めるための工具

  • 締めすぎ → フレア割れ
  • 締め不足 → 冷媒漏れ

どちらも最悪です。

「手の感覚」で締められる方もいますが、
安心をお金で買うという意味でも、
トルクレンチはおすすめ。

実は私も、
工事に少し慣れてきた頃、
カッコつけてモンキー2丁で締めた結果、
翌年にガス漏れ修理へ行く羽目になりました…。

それ以来、必ずトルクレンチを使っています。


ナイログ もしくは パル

(漏れ防止剤)

フレア部の
微細な冷媒漏れを防ぐための漏れ防止剤

  • ナイログ
  • パル

どちらかは必ず持っておきたいところです。

必須ではないと言われることもありますが、
実際は**「保険」として使う人がほとんど**。

再訪問や冷媒補充になるくらいなら、
最初から使った方が結果的に楽です。


まとめ:基本工具が工事品質を決める

今回紹介した工具は、

  • パイプカッター
  • リーマー
  • フレアツール
  • 真空ポンプ
  • 真空ゲージ
  • トルクレンチ
  • ナイログ(またはパル)

どれも
エアコン工事の品質を左右する基本中の基本です。

エアコン工事は、
「早さ」よりも
**「ミスを出さないこと」**が何より大事。

正しい工具を使い、
確実な作業を積み重ねることが、
結果的に評価・単価・仕事量につながっていきます。

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