量販店の工事人が揃えておきたい必須工具・養生セット
最初に揃えたい工具②
前回の記事では「最初に揃えたい工具①」を紹介しました。
今回はその続きとして、私自身が実際に現場で使ってきた中で
「これが無いと仕事が始まらない」基本装備を紹介します。
どれも量販店工事では出番が多く、
独立・業務委託を考えている方には必ず必要になる工具です。
脚立(4尺)
室内作業のメインとなる脚立です。
主な使用シーン
- 照明工事
- エアコン室内機取付・スリムダクト取付
- 分電盤作業
日本の一般住宅では、一番出番が多いサイズになります。
安定感のあるしっかりした物を選びましょう。
ポイントは「4尺」という点。
3尺だと、エアコンの外作業などで高さが足りない場面が意外と多いです。
3尺は「必要だと感じてから」でも十分です。
また、広げて梯子として使えるタイプにしておくと、
さまざまな現場で対応できて便利です。
脚立(6尺)
4尺では届かない現場用の脚立です。
主な使用シーン
- 吹き抜け
- 天井が高いリビング
- 屋外作業
4尺だけでは必ず対応できない現場が出てきます。
そのため、6尺もセットで用意しておきたいところです。
こちらも4尺同様、
梯子として使えるタイプがおすすめです。
梯子(はしご)
梯子も欠かせない重要な道具のひとつです。
主な使用シーン
- アンテナ工事
- エアコンの立ちおろし(配管を外壁に沿って下ろす作業)
2階建て住宅の屋根まで上がる場合、
地面から屋根先まで約8メートル前後になるケースが多くあります。
そのため、使用目的に対して十分な長さがあるかを必ず確認してから選ぶようにしましょう。
また梯子を使う作業は、どうしても高所作業になります。
- ヘルメットの着用
- 安全帯(フルハーネス・胴ベルト)の使用
- 梯子の角度・設置面の確認
- 単独作業時は特に無理をしない
など、安全対策は十分に行いましょう。
転落事故を起こしてしまうと、仕事が止まるだけでなく家族やお客様にも迷惑をかけてしまいます。
「慣れているから大丈夫」ではなく、
毎回しっかり確認する意識を持つことが大切です。
インパクトドライバー(18V)
工事人の相棒とも言える存在です。
主な使用シーン
- エアコン室内機取付・スリムダクト取付
- 引っ掛けシーリング取付
- 各種ビス打ち
最初に揃えるなら、18Vバッテリーのインパクトドライバーがおすすめ。
メーカーについては別記事で詳しく書きますが、
定番は「マキタ・パナソニック・ハイコーキ」です。
18Vクラスであればパワー不足を感じにくく、
バッテリー持ちも良いため現場向きです。
ハンマードリル(18V)
コンクリート相手の作業には必須です。
主な使用シーン
- エアコンの外壁穴あけ
- コンクリート壁へのスリムダクト取付
- アンカー打ち
- 軽いハツリ作業
インパクトドライバーでは力不足な場面で活躍します。
コード式は取り回しが悪いため、
こちらも18Vバッテリータイプがおすすめです。
さらに、集塵機が取り付けられる機種だと、
天井内で上を向いてアンカーを打っても
ホコリが降ってきにくく、かなり快適です。
作業用照明(18V)
地味ですが、かなり重要な装備です。
主な使用シーン
- 分電盤作業(ブレーカーを落とすと照明も消える)
- 天井裏作業
- 夕方以降の室内作業
バッテリーを共用できる18V照明があると、
暗い現場でも安全かつスムーズに作業できます。
掃除機(18V)
作業が終わったら、最後は清掃です。
主な使用シーン
- 穴あけ後の粉塵回収
- 作業後の清掃
- 養生撤去後の仕上げ
作業後に現場が汚いと、
内容に関係なくクレームに繋がることもあります。
できれば作業前より綺麗にしておくと、
お客様の印象もかなり良くなります。
ディスクグラインダー(18V または 100V)
切断系工具の中では使用頻度ナンバーワン。
主な使用シーン
- 錆び付いたエアコン屋根架台のナット切断
- 金属部品の切り取り・加工
- タイル壁への穴あけ
コードレス派なら18V、
パワー重視なら100VタイプでもOKです。
※使用時は必ず保護メガネを着用しましょう。
特に普段メガネをかけている方は、
火花でレンズが傷だらけになります。
養生マット(最低3枚)
家電量販店工事で、最も重要と言っても過言ではない装備です。
使用例
- 玄関先に材料・工具を置く用に1枚
- 工事場所に1枚
- エアコン工事で屋根置き時、窓枠保護用に1枚
最低でも3枚は常備しておきたいところ。
養生が甘いと、工事内容より先に
クレームが来ることもあります。
まとめ
今回は「最初に揃えたい工具②」を紹介しました。
どれも量販店工事では必ず必要になる物ばかりです。
特にこれから独立や業務委託を考えている方は、
まずこの辺りから揃えていくと失敗しにくいと思います。
次回は「工事車両編」です。


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