最初の工事車両は「軽バン」がお勧め
家電量販店の工事人として仕事を始めるとき、
とても悩むのが工事車両を何にするかという問題です。
ネットで調べると「荷物が多く詰めるハイエースが良い」「エアコンは5台以上載せられる方が良い」などと言った書き込みを見ます。
結論から言うと、
👉 最初の工事車両は軽バンがお勧めです。
私自身も軽バンで工事を回っています。
ここでは、実際に使ってきた目線で
メリット・デメリットを正直に書いていきます。
軽バンのメリット
維持費が安い
軽バン最大のメリットは、やはり維持費の安さです。
- 軽自動車税が安い
- 任意保険も普通車より安い
- 燃費もそこそこ良い
- 消耗品(タイヤ・オイル等)も安価
独立直後は何かと出費が重なるので、
毎年・毎月かかる固定費を抑えられるのは本当に助かります。
小回りが利く
家電量販店の工事は、
- 狭い住宅街
- アパート・マンション
- 駐車スペースが限られている現場
が非常に多いです。
軽バンは小回りが利くため、
- 切り返しが楽
- Uターンしやすい
- 初めての現場でも運転のストレスが少ない
現場数をこなす仕事では、
運転のしやすさ=疲労軽減につながります。
車幅が狭く、狭い場所にも止められる
量販店工事では、
- 車1台分しか止められない
- 路肩に寄せて止める必要がある
- 近隣への配慮が必要
といった場面が日常茶飯事です。
軽バンなら、
- 車幅が狭く止めやすい
- はみ出しにくい
- 近隣トラブルのリスクも下げられる
現場での安心感が大きいです。
また、マンションに多い「1階の建物の下部分が駐車場(ピロティ)になっている」では背の高い作業車では入れず、代わりに軽バンの私が交代して行く事もよくあります。
初期費用が普通車バンに比べて安い
ハイエースやキャラバンなどの普通車バンは魅力的ですが、
- 車両価格が高い
- 保険料も高め
- 修理費も高くなりがち
その点、軽バンは
- 中古車の選択肢が多い
- 初期費用を大きく抑えられる
- 余った予算を工具や資格に回せる
「まずは仕事を回す」段階では、軽バンで十分です。
黒ナンバーを取得しやすい
これは別記事で詳しく書く予定ですが、
軽バンは**黒ナンバー(貨物軽自動車運送事業)**を取得しやすいです。
黒ナンバーを取得すると、
- 家電配送の仕事も請けられる
- 工事+配送の仕事の幅が広がる
普通車だと緑ナンバーになり、
- 取得条件が厳しい
- 維持管理が大変
その点、黒ナンバーは
👉 取得も維持管理も比較的簡単
というメリットがあります。
軽バンのデメリット
積載力が普通車バンに比べて少ない
最大のデメリットは、やはり積載量です。
- 工具の量が多い
- 家電量販店の工事すべてをカバーしようとすると荷物が多い
- 積み方にかなり工夫が必要
実際、
- 助手席まで荷物でいっぱい
- 何を積むか常に取捨選択
という状態になります。
それでも、
👉 工夫すれば出来ないことはありません。
最初は「必要最低限」に割り切ることが大事です。
パワーがない
軽バンなので、
- とても急な坂道
- 山間部の現場
では、正直パワー不足を感じます。
エアコンや資材を積んだ状態での急坂は、
少し気合が必要です。
長梯子の選択肢が限られる
軽バンで梯子を積む場合、
- 車両全長+約2割まで
という制限があります。
そのため、
- 長い2連梯子は積めない
- 選べる梯子の種類が限られる
特にアンテナ工事では、
- 屋根上まで上がれる8mの梯子が必要るため、三連梯子を選ぶことになります。
乗り心地・快適性は期待しない
軽バンはあくまで作業車です。
- 乗り心地
- 静粛性
- 快適性
これらは一切考慮されていません。
「移動は仕事の一部」と割り切れる人向けの車です。
エアコンは最大3台まで
工具や材料も大量に載っている為、エアコンは最大3台までしか積めません。
- 1日に7~8台取付をする人はお店やサービス拠点に帰って積み替えをする
- 加湿機能付きの「うるるとさらら」は2台まで
- 帰りは取り外したエアコンとゴミで荷室はパンパン
といった感じになります。
夏に一気に稼ぐ方には物足りないかもしれません。
まとめ:最初の1台としては軽バンが最適
軽バンは、
- 維持費が安い
- 小回りが利く
- 狭い現場に強い
- 初期費用を抑えられる
- 黒ナンバー取得で仕事の幅も広がる
一方で、
- 積載量
- パワー
- 快適性
には割り切りが必要です。
それでも、
👉 最初の工事車両としては軽バンで十分、むしろ最適。
仕事が増えてから
普通車バンへステップアップすれば問題ありません。


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