家電量販店の工事人が語る「アンテナ工事の実際」
家電量販店の工事と聞くと、
「エアコンがメインでしょ?」
と思われがちですが、実はアンテナ工事も意外と多い仕事のひとつです。
この記事では、家電量販店の業務委託として働く工事人目線で、
アンテナ工事のリアルな実情を書いていきます。
これから量販店の工事人を目指す方の参考になれば嬉しいです。
家電量販店のアンテナ工事ってどんな内容?
量販店のアンテナ工事は、主に以下のような内容です。
- 地デジアンテナ(八木式・デザインアンテナ)交換・撤去
- BS/CSアンテナ設置・交換
- ブースター設置・交換
- 配線補修・分配器設置
「映りが悪い」「台風で倒れた」「別の部屋にテレビの配線をしてほしい」
といった依頼も多いです。
実際の現場はどんな感じ?
● 屋根作業が多い
アンテナ工事の最大の特徴は、
高所作業が多いこと。
- 大屋根上
- 2階・3階の外壁
- ベランダの外側
慣れていないと正直怖いです。
最初は足がすくむ人も珍しくありません。
● 天候にかなり左右される
雨や強風の日は作業を中止にすることもよくあります。
- 天気予報をこまめにチェックしておく
- 天気予報で雨予報が無くても雲行きが怪しくなったら一旦作業を中断して屋根から降りる(屋根上で雨に降られたら身動きが取れなくなる為)
- 今は降っていなくても、前日の雨などで屋根上が濡れていたら屋根には上がらない
安全第一で、無理は絶対NGです。
● お客さんとの説明が重要
アンテナ工事は電波の受信など「見えない部分」が多いため、
- アンテナの設置場所の選定
- 現状の状態
- 映りが改善する理由
こういった説明をきちんとできるかで、
クレームになるか満足してもらえるかが変わります。
アンテナ工事の大変なところ
正直に言います。
とにかくアンテナ工事は危険な作業です
- 高所作業で転落の危険がある
- 屋根勾配がきつい家も多い
- 夏場の屋根は直射日光にやかれて素手で触ると火傷するほど熱い
特に転落事故は本当に注意が必要です。
焦らず、安全第一で作業を進めましょう。
それでもアンテナ工事が「やれる仕事」な理由
大変な一方で、メリットもあります。
● 工事単価が比較的良い
量販店によって差はありますが、
アンテナ工事は単価が高めなことが多いです。
- 地デジ+BS
- ブースター追加
- 高所作業加算
組み合わせ次第では、
1件でしっかり売上になる工事です。
● 技術が身につくと安定する
最初は難しく感じますが、
- 電波測定
- アンテナ方向調整
- 配線・ブースター理解
このあたりが分かってくると、
現場対応が一気に楽になります。
未経験でもアンテナ工事はできる?
結論から言うと、
いきなり一人は無理。でも慣れればできる。
最初は
- 先輩同行
- 補助作業
- 地上作業メイン
からスタートすることが多いです。
怖さよりも
「安全に作業する意識」が何より大切です。
アンテナ工事に向いている人
- 高所作業が極端に苦手じゃない
- 体力にそこそこ自信がある
- 仕上がりにこだわれる
- お客さんに説明できる
逆に
「高いところが本当に無理」という人は、
エアコン専業のほうが向いているかもしれません。
まとめ|アンテナ工事は「覚えれば武器になる」
家電量販店のアンテナ工事は、
- きつい
- 危険
- 天候に左右される
という面もありますが、
- 単価が良い
- 技術が残る
- 仕事の幅が広がる
という大きなメリットもあります。
また、気候の良い時期の屋根上は眺めがよくて気持ち良いですよ。


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